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ship036


by Minori Oyake

 超次元兵器で重積前線を砲撃中の実験艦《ヴォロプ》
 改造されたハイパー・コンヴァーターから放射されるハイパー・インパルス波そのものは、全く視認することはできないが、放射先の空間に歪みを生じている様子がわかる。この後さらに空間がクレヴァス状に裂けて漆黒の口を開くことになる。この写真は《トソマ》から射出されたゾンテから撮影されたもので、金星ポジトロニクスに記憶されていた。ありし日のアトラン艦隊の活動を映した数少ない資料のひとつである。撮影時の同艦の位置はアモナリス宇宙港東南180km、高度380mとある。


Minori Oyake
presented by SOLAR FLEET